日本放鷹協会では、下記の4つの柱をもとに、様々な活動を行っております。
(1)伝統文化諏訪流放鷹術の継承保存及び技術者の育成に関する事業
(2)猛禽類の飼育下における増殖及び傷病鳥の保護飼育、野生復帰など、及び環境保全などに関する事業
(3)人と猛禽類の歴史及び文化の研究に関する事業
(4)放鷹術に関する普及啓発事業
文化部
当会の活動目的の1つである「人と猛禽類の歴史、文化の研究」を行っています。
技術伝承はもとより、鷹狩りを歴史・文化という側面からとらえ、先人が残した鷹狩りにまつわる文化を含めて後世に伝えます。
保護部
当会の活動目的の1つである「放鷹技術を活かして希少動物猛禽類の保護育成リハビリ等」を行っています。
鷹匠の技術を用いて猛禽類の保護(人工繁殖、野生復帰・回復)に大きな成果を上げています。
技術部
当会の活動目的の1つである「伝統文化諏訪流放鷹術の継承保存及び技術者の育成」のため、実技研修の実施や実演会の主導などを行っています。
また、実演会は、もう1つの活動目的である「放鷹術に関する普及啓発」にも成果を上げています。
研修会
・一般技術研修(技術部)
屋外での一連の訓練方法を鳥を使い実施します。据え廻し、振り替え、渡り、丸箸、振り鳩、飛び流し等
・鷹匠補研修(技術部)
会員の皆様には大変好評で、多くの参加を頂いております。
鷹匠補研修は、鷹匠補や鷹匠を目指す方、 又はそれに比類するオオタカの専門研修ですが、ハリスホークやハヤブサ類の猛禽の訓練をされている 会員様も参加され、好評を頂いております。初心者の皆様でも参加頂いておりますので、多くの会員様 の御参加をお待ちしております。
・鷹書を読む会(文化部)
現存する鷹書を読みあい、江戸時代を中心に鷹狩りの情況等を考えあう文化部主催の研修会です。
・リハビリ講習会(保護部)
諏訪流放鷹術の技を野生猛禽類のリハビリに役立てる講習会です。
一般の参加者(獣医、動物園関係者、学生) 等も参加できる講演会型の研修会です。
・冬季研修(技術部)
修総会ともいえる総合研修会で、1月の最終土日に行います。昼は技術研修、夜はビデオなどによるディスカッション形式の研修を行います。
1日目は公開しておりますので、一般の方の見学が可能です(受講は不可)。また、受験希望者がいる場合、鷹匠認定試験も行われます。
・宿泊を伴う研修会ですが、昼の研修会だけの参加もできます。
・宿泊、保険、昼食費など実費が必要です。
・冬季ですので、天候などによりスタッドレスタイヤなどの準備が必要です。